Key Concepts

バルク実行テスト(Bulk Run Test)

バルク実行テスト(Bulk Run Test)

バルク実行テスト(Bulk Run Test)

バルクランテスト

バルクランテスト(Bulk Run Test)は、アビリティ(Ability)がさまざまな入力値に対して一貫した結果を出力するかを検証する、大量実行テスト機能です。通常の機能確認にはアビリティテストで十分ですが、実際にサービスへデプロイする前には、大量の入力データを使って結果の正確性・構造・品質を確認する必要があります。特にLLMノードを使用するアビリティは、同じ入力構造でも出力形式が変わることがあるため、バルクランテストによる事前検証が重要です。単純な検証目的以外にも、特定のアビリティを使って大量のデータを一括処理する際にもこの機能を活用できます。

このガイドでは、バルクランテストに必要なアビリティのバージョンとデータストレージを準備し、バルクランを作成して実行結果を確認するまでの全過程をご案内します。

事前準備

テストするアビリティがすでに完成している必要があります。データ構造(Data Structure)とデータストレージ(Data Storage)の概念に慣れていない場合は、先に 🔗データストレージの使い方 をご確認いただくと理解しやすくなります。

ステップ1:テストするアビリティのバージョン作成

テストするアビリティが完成したら、新しいバージョンを作成します。バルクランテストは、バージョンが登録されているアビリティでのみ実行できます。

ステップ2:インプット・アウトプットストレージの準備

バルクランテストは複数の入力値とその結果を自動的に処理するため、入力値を保存するストレージと結果を保存するストレージがそれぞれ1つずつ必要です。

データ構造(Data Structure)タブで データ構造を作成(Create Data Structure) ボタンをクリックし、データ構造を追加します。

データストレージ(Data Storage)タブで ストレージを作成(Create Storage) ボタンをクリックし、作成したデータ構造をストレージとして登録します。

ストレージの種類

用途

注意事項

インプットストレージ

アビリティに渡す入力データを保存

アビリティのインプット変数の構造と一致させる必要がある

アウトプットストレージ

アビリティの実行結果を保存

アビリティのアウトプット変数の構造と一致させる必要がある

ステップ3:バルクランの作成

バルクランを作成(Create Bulk Run) ボタンをクリックし、テストするアビリティとバージョンを選択します。テストの名前と説明を入力し、作成(Create) ボタンをクリックします。

ステップ4:ストレージデータのマッピング

インプットストレージ(Input Storage)の設定

インプットストレージの設定(Setup)で、先ほど作成したインプットストレージを選択します。アビリティのInput変数とストレージのフィールドをマッピングし、保存(Save) ボタンを押します。

アウトプットストレージ(Output Storage)の設定

アウトプットストレージの設定(Setup)で、先ほど作成したアウトプットストレージを選択します。アビリティのアウトプット変数とストレージのフィールドをマッピングし、保存(Save) ボタンを押します。

ストレージをマッピングする際、変数名は異なっていても構いませんが、データ型は必ず一致させる必要があります。

ステップ5:テストの実行と結果の確認

右上に表示される テスト開始(Start Test) ボタンをクリックしてテストを実行します。

テストが完了すると、実行結果 タブで全体の実行結果を確認できます。結果データを直接閲覧するか、CSVファイルとしてダウンロードして外部検証にも活用できます。

次のステップ

設定が完了しました。

これでバルクランテストを使って、アビリティがさまざまな入力値に対して安定して動作するかを検証できます。


  • 🔗ストレージとは? — データストレージ・データ構造・スリップボックスとバルクランテストの関係をご確認ください。

  • 🔗データストレージの使い方 — データ構造とデータストレージの作成方法を改めてご確認ください。


よくある質問

バルクランテストとは何ですか?

バルクランテスト(Bulk Run Test)は、アビリティがさまざまな入力値に対して一貫した結果を出力するかを検証する、大量実行テスト機能です。入力用データストレージに保存されたデータを1行ずつ処理しながらアビリティを繰り返し実行し、その結果を別の出力用データストレージに蓄積します。

バルクランテストはいつ使うべきですか?

実際にサービスへデプロイする前に、大量の入力データで結果の正確性・構造・品質を検証したいときに使用します。特にLLMノードのように、同じ入力構造でも出力形式が変わることがあるアビリティの品質検証に有効で、単純な検証以外にも特定のアビリティで大量のデータを一括処理する用途にも活用できます。

バルクランテストを使うにはデータストレージが必須ですか?

はい、必須です。バルクランテストはデータストレージの上で動作する機能のため、入力値を保存するインプットストレージと結果を保存するアウトプットストレージがそれぞれ必要です。どちらのストレージもデータ構造を先に定義する必要があり、インプット・アウトプットストレージは必ず別々のストレージである必要があります。